ヨーロッパ法コレクション

　1480～1876年に刊行された中世および近世のヨーロッパ法に関する洋書1,060点1,564冊が収蔵されている。ドイツのカイプ社がマックス・プランク・ヨーロッパ法史研究所の協力を得て収集したコレクションである。ヨーロッパ大陸普通法に関する文献が中心で、普通法の主な法源であった『ローマ法大全』と『教会法大全』については、各時代に用いられてきた諸年次の刊本が収められている。注釈学派、助言学派、ユマニスム法学、スペイン学派、近世自然法学、ローマ法の現代的慣用学派などの文献が含まれる。そのほか、中世各地の都市法典や慣習法も収集されている。
　本コレクションは1984年に購入され、目録として『福岡大学ヨーロッパ法コレクション目録』（1985）が刊行されている。