平和文庫

　1945年8月に原爆を受けて壊滅的状況にさらされた広島大学附属図書館の再生を図り、同大学初代学長の森戸辰男（もりと　たつお、1888–1984）が世界各国の主要大学・研究機関に呼びかけて受贈した資料約2,600冊からなる。平和問題、国際問題など社会科学に関する資料を中心に、文学、歴史、自然科学など幅広い分野の資料が収蔵されている。目録として『平和文庫図書目録』（1954）が作成されている。