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虎文庫(武田虎之助)

 鶴見大学初代図書館長で戦前・戦後にわたり日本の図書館界で活躍した武田虎之助(たけだ とらのすけ、1897–1974)の蔵書の一部である。図書館学関係資料を中心に、社会学、教育学の周辺分野を含む和書583冊、洋書89冊からなる。
 武田虎之助は、東北帝国大学附属図書館、東京帝国大学附属図書館などに勤務し、1948年文部省社会教育局調査員として、1950年公布の図書館法の制定準備にあたった。その後、東京学芸大学や東洋大学の教授を務め、1963年鶴見女子大学(現・鶴見大学)文学部教授兼附属図書館長に就任し、1974年に亡くなるまで図書館長として勤務した。
 本文庫は、図書館法制定に関する内部資料など一般書籍としては入手できないものも含まれており、第二次世界大戦後に盛んとなった日本の公共図書館運動の歴史資料として貴重である。目録として『虎文庫目録:武田虎之助先生旧蔵図書館学関係資料目録』(1979)が刊行されている。

<http://library.tsurumi-u.ac.jp/library/>

事項:

公共図書館運動、日本の; 図書学; 図書館史; 日本の公共図書館運動; 書誌学 武田虎之助

専門分野:

図書・書誌学 図書館学

所蔵機関:

鶴見大学図書館

〒230-8501 神奈川県横浜市鶴見区鶴見2-1-3
Tel.: 045-581-1001
Fax: 045-584-8197
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