日本の金石文研究者の加藤諄(かとう じゅん、1907–2002)旧蔵の金石文、国語学、書道史、仏教関係の資料約4,500点からなる。金石文は、仏足石、古鐘銘に関するものが多い。文庫名は加藤の書斎名に因んで付けられた。なお、加藤が手拓した拓本資料は早稲田大学会津八一記念博物館に所蔵されている。 加藤諄は1926(大正15)年早稲田大学第一高等学院に入学し、会津八一(あいづ やいち、1881–1956)に師事した。以来、日本の金石文研究を専門として、全国の金石文資料を採訪した。早稲田大学教授、同図書館副館長を歴任した。 本文庫は1993年に寄贈された。目録として『千厓文庫目録』(『早稲田大学図書館文庫目録:第16輯』)が1995年に刊行されている。
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