ドイツの法学者ハンス・ティーメ(1906–2000)が収集したヨーロッパ法制史を中心とした洋書12,945冊からなる。ドイツ法制史、法哲学、法思想史、比較法等の基礎法学分野の文献が収集されている。 ティーメはドイツ近代法制史を中心とするヨーロッパ法制史学の権威である。フランクフルト大学で私講師を務めたのち、ブレスラウ、ライプツィヒ、ゲッティンゲンの各大学教授を歴任。1953年にフライブルク大学教授に就任し、定年退官後、1975年名誉教授となった。フライブルク大学長、国際法制史学会副会長なども務め、長年にわたり『サヴィニー財団法制史雑誌』の「ゲルマン法の部」の編集に従事した。 本文庫は、ティーメより1979年から1990年にかけて4回に分けて購入した。その内訳は、「ドイツ法制史・実定法関連」3,239冊、「基礎法学ならびに一般史関連」3,140冊、「近世私法史および法学史関連」2,012冊、「ゲルマン法史および中世法史関連」4,554冊である。図書館ホームページに資料一覧が公開されている。
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