江戸時代の陽明学者三輪執斎(みわ しっさい、1669–1744)の子孫により、1934年に寄贈された陽明学関係の和漢書608冊からなる。三輪執斎を追慕して設立された執斎会が収集した。 三輪執斎は京都に生まれ、江戸で佐藤直方(さとう なおかた、1650–1719)に師事して朱子学を学んだが、のち陽明学に転じた。王陽明(おう ようめい、1472–1528)の語録『伝習録』を注釈した『標注伝習録』(1712)を刊行し、日本における陽明学の普及に貢献した。のち江戸に私塾明倫堂(めいりんどう)を開いた。
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