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立命館大学図書館
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末川文庫(末川博)
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民法学者の末川博(すえかわ ひろし、1892–1977)旧蔵の法学関係を中心とした和書8,437点、洋書1,431点、逐次刊行物1,272種、抜刷等が収蔵されている。末川の全著作が収められており、また、大正から昭和期の民法学の文献がほとんど網羅されている。末川の義兄にあたる河上肇(かわかみ はじめ、1879–1946)に関する資料、アジア関係資料、冤罪再審事件や労働運動弾圧事件に関する裁判資料が多数収集されている。滝川事件(京大事件)に関する資料も含まれている。 末川博は1917(大正6)年京都帝国大学法科大学を卒業。同大学講師、助教授を経て、欧米留学(1922–1924)後の1925年教授となった。1933(昭和8)年京都帝国大学法学部教授滝川幸辰(たきがわ ゆきとき、1891–1962)に対する政府の免官要求からはじまった滝川事件に際して、末川は政府に抗議して滝川、佐々木惣一(ささき そういち、1878–1965)らと京都帝国大学教授を辞職。大阪商科大学(現・大阪市立大学)教授を経て、終戦後の1945年11月立命館大学学長に就任した。1948年新制大学への移行に伴う総長制導入によって総長となり、1969年まで務めた。民法の各分野および労働法に関して膨大な著作を残したが、特に権利論の分野で大きな業績をあげた。末川の権利侵害論や権利濫用論の研究は、今日の法学界の定説となっている。『岩波六法全書』(1930)、『新法学辞典』(1937)を編集し、『民商法雑誌』(1935)の共同責任編集者となった。『不法行為並に権利濫用の研究』(1933)、『権利侵害論』(1930)、『権利濫用の研究』(1949)などの著書がある。 本文庫の目録として『立命館大学図書館蔵末川文庫目録』(1990)が刊行されている。
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<http://www.ritsumei.ac.jp/www-lib/lib/j/collection-j.htm>
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事項:
Bürgerliches Recht;
Privatrecht;
アジアの法制;
佐々木惣一;
冤罪再審事件;
労働法;
労働運動弾圧事件;
日本の法制史;
末川博;
権利侵害論;
権利濫用論;
民法;
河上肇;
法制史;
法制史、アジアの;
法制史、日本の;
滝川事件
滝川幸辰
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| 専門分野:
法律学
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所蔵機関:
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立命館大学図書館
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