弁護士の馬越旺輔(まこし おうすけ)から寄贈された三村清三郎(みむら せいざぶろう、号:竹清 ちくせい、1896–1953)の旧蔵書約2,500冊が収蔵されている。江戸時代の貴重な写本・版本が収集されている。 三村清三郎は東京の京橋で竹屋の子として生まれ、蔵書家として知られた。考古趣味の会「集古会」(しゅうこかい)の幹事として雑誌『集古』を編集する一方、稀書複製会に属して善本や稀覯書の保存と普及に努めた。日本書誌学会の発足にも関与した。寄贈者の馬越旺輔は漢学塾の二松学舎で学んだのち、弁護士として二松学舎大学の顧問を務め、1980年に86歳で亡くなった。
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