二松学舎大学創立者の三島中洲(みしま ちゅうしゅう、1830–1919)と、その三男で二松学舎舎長・学長を務めた三島雷堂(みしま らいどう、1878–1924)の旧蔵書および遺品が収蔵されている。二松学舎の沿革についての資料も含まれている。 三島中洲は備中国(現・岡山県)に生まれ、江戸の昌平黌で学んだのち、備中国松山藩に仕えて藩学有終館の学頭となった。明治維新後、司法官として大審院中判事などを務めたのち退官して、1877(明治10)年に私塾二松学舎を創設した。その後、再び官に仕え、東京帝国大学古典科教授、東宮侍講、宮中顧問官などを歴任した。 本文庫は三島雷堂の遺族から寄贈された。
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