国家社会主義の理論を展開した著作とパンフレット433点(ドイツ語)からなる。全体主義的国家・政治観を主張してナチスの理論的基礎を築いたカール・シュミット(1888–1985)、エルンスト・フォルストホフ(1902–1974)をはじめ、法哲学、刑法、憲法、民法、商法、著作権法の各分野にわたるドイツ法の著名な学者の著作が収集されている。オーストリアの連邦憲法を起草したオットー・エンダー(1875–1960)、刑法改正に寄与したヴェンツェスラウス・グライスパハ(1876–1944)、スイスの法律史学者ハンス・フェール(1874–1961)のほか、政治家のアドルフ・ヒトラー(1889–1945)やヘルマン・ゲーリング(1893–1946)、経済学者・社会学者のヴィルヘルム・レプケ(1899–1966)やヴェルナー・ゾンバルト(1863–1941)などの著作が含まれている。目録として『国家社会主義法(1933–1945)』(1985)が刊行されており、図書館ホームページでも目録が公開されている。1983年度に購入された。
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