郷土史研究家の島田麻寿吉(しまだ ますきち、号:泉山 せんざん、1874–1947)旧蔵の徳島県の郷土資料を中心とした和漢書2,750点からなる。江戸時代から昭和初期にかけて刊行された一般に流布している書物が中心であるが、日本史関係の図書や史料が系統的に収集されている。 島田麻寿吉は徳島県阿南市に生まれ、1897(明治30)年に上京して2年間二松学舎に学んだ。帰郷後は地主として鉱山の採掘事業や柑橘園の経営を行い、郡会議員も務めた。その一方で、1916(大正5)年頃から郷土史の研究に取り組み、実地踏査を行いながら、多数の論文や著作を発表した。『徳島市郷土史論』(1932)などの著書がある。 本文庫の目録として『泉山文庫目録』が作成されている。
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