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松波文庫(松波仁一郎)

 海事法学者の松波仁一郎(まつなみ にいちろう、1868–1945)より寄贈された和書47点、洋書11点が収蔵されている。
 松波仁一郎は日本の海事法学の創始者である。同志社英学校を経て1893(明治26)年東京帝国大学法科大学英法科を卒業。日清戦争(1894–1895)のとき陸軍・海軍両省の戦時国際法顧問を務めた。その後、海軍大学校教官などを経て、1900年東京帝国大学教授に就任。1928(昭和3)年に定年退官後は、日本大学商学部長を務めた。国粋的な法学者として知られ、日露開戦、シベリア出兵、満州事変などで強硬論を唱えた。『日章国旗論:大礼奉祝』(1901)などを著し、「国旗博士」とも呼ばれた。他の著書に『海商法』などがある。
 本文庫の目録として『松波文庫蔵書目録』(1986)が作成されている。

<http://law.doshisha.ac.jp>

事項:

国旗; 松波仁一郎 海事法学

専門分野:

法律学

所蔵機関:

同志社大学法学部・法学研究科研究室

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