大原孫三郎(おおはら まごさぶろう、1880–1943)が、1923年に大原奨農会農業研究所の所員を中国に派遣して収集した明・清時代の農書4,834冊(漢籍)からなる。 大原孫三郎は倉敷紡績社長などを務め、実業界で活躍する一方、様々な社会・文化事業を行い、多方面に功績を残した。岡山大学資源生物科学研究所の前身となった財団法人大原奨農会農業研究所を1914年に創設したほか、大原社会問題研究所(のち法政大学に移管)、倉敷労働科学研究所(のち労働科学研究所)、大原美術館などを設立した。 本文庫の目録として『大原漢籍文庫目録』(1965)が刊行されている。
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