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石津文庫(石津照璽)

 宗教哲学者の石津照璽(いしづ てるじ、1903–1972)の旧蔵書で、和書約4,000冊、洋書約1,000冊からなる。
 石津照璽は仏教思想からキルケゴール(1813–1855)、フォイエルバッハ(1804–1872)などの西洋思想まで幅広く研究し、宗教哲学の領域において独創的な体系を樹立した。東北帝国大学教授、文学部長、第11代学長を歴任し、定年退官後は慶応義塾大学教授を務めた。また日本宗教学会会長に4期就任し、学会でも大きな役割を果たした。
 文庫の内容は全体の7~8割が哲学および宗教関係書で占められている。仏教関係を中心に、西洋近代哲学、社会学、文化人類学、心理学、精神医学にいたる文献が収集されている。各界高名の学者たちからの献呈本も多く、宗教学界に重きをなした石津を偲ばせるとともに、石津宗教哲学の広がりを示している。本に書き込みが多いことも特徴の一つである。1979年度に整理が終了し、公開された。

<http://www.library.tohoku.ac.jp/collect/collect.html>

事項:

キルケゴール、セーレン・オービエ; 仏教; 哲学、日本の; 哲学、西洋の; 宗教史、日本の; 宗教哲学; 日本の哲学; 日本の宗教史; 最澄; 石津照璽 西洋の哲学

専門分野:

哲学 宗教学

所蔵機関:

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