真宗大谷派の僧で宗政家の小栗栖香頂(おぐるす こうちょう、1831–1905)の旧蔵書50部123冊(和書)からなる。文庫には小栗栖香頂自筆の記録類を多く含んでいる。 小栗栖香頂は豊後国(現・大分県)の妙正寺(みょうしょうじ)の僧の長男として生まれ、明治初期には、宗名公称制度の確立や北海道開拓布教などに尽力した。また、中国に2度渡り、上海に東本願寺別院を開創するなど、アジア伝道事業の創始者として知られている。 目録として『妙正寺文庫目録』(1974)が刊行されている。
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