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国策研究会文書

 商工省官僚の美濃部洋次(みのべ ようじ、1900–1953)が収集した第二次世界大戦中の政治経済関係文書約8,000点が収蔵されている。
 美濃部洋次は1926年商工省に入り、特許局などを経て、1933~1936年満州に渡り、商標局事務官などを務めた。帰国後、1940年企画院書記官となった。企画院は1937年7月の日中戦争勃発に伴い、総動員体制の確立を図る陸軍の強い要請を受けて同年10月に設置された内閣直属の組織である。企画院を拠点に戦時経済統制の確立を図った美濃部らは革新官僚と呼ばれた。1943年企画院と商工省は軍需省に統合再編され、美濃部は1944年軍需省総動員局部長となった。戦後、1946年に公職追放され、1951年追放解除後は、日本水素工業副社長、日本評論新社社長などを務めた。
 本文庫は、美濃部洋次が収集し、国策研究会主宰の矢次一夫(やつぎ かずお、1899–1983)に託した資料を、1985年に東京大学が一括購入したものである。資料の大半は第二次世界大戦中の文書であり、戦時の政治経済政策に関する貴重な資料を提供している。目録として『国策研究会文書目録』(1988、1991複製版)が刊行されている。また本資料は『美濃部洋次文書』(1990)としてマイクロフィルム化されている。

<http://www.lib.u-tokyo.ac.jp/koho/guide/collection.html>

事項:

Krieg (1937–1945), Japanisch-Chinesischer; 中国・日本関係史; 国策研究会; 太平洋戦争; 戦争経済; 政治史、日本の; 日中戦争; 日本・中国関係史; 日本の政治史; 日本の歴史; 日本の現代史; 日本の経済史; 日本の近代史; 歴史、日本の; 歴史、日本現代の; 歴史、日本近代の; 満洲; 現代史、日本の; 矢次一夫; 第二次世界大戦; 経済史、日本の; 美濃部洋次 近代史、日本の

専門分野:

政治史学 経済史学

所蔵機関:

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