明治・大正期の日本文学者、日本史学者の萩野由之(はぎの よしゆき、1860–1924)旧蔵の日本史関係文献650冊からなる。 萩野由之は1886年に東京大学文学部古典科講習科を卒業。学習院大学教授を経て東京帝国大教授に就任した。池辺(小中村)義象(いけべ/こなかむら よしかた、1861–1923)と共著『国学和歌改良論』(1887)を刊行し、和歌改良論を唱えた。また多数の古典文学の注釈を著し、落合直文(おちあい なおぶみ、1861–1903)らと『日本文学全書』(全24巻)を刊行した。日本史学では古代史と近世・維新史に精通した。 本文庫の目録として『萩野由之旧蔵書目録』が総合図書館参考室に備え付けられている。
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