元・大谷大学教授の日下無倫(くさか むりん、1888–1951)旧蔵の和書約4,100部6,000冊からなる。仏教資料が圧倒的に多く、真宗(浄土真宗)関係資料が中心である。 日下無倫は大谷大学図書館に勤務したのち、同大学の助教授、教授に任ぜられ、仏教史学研究室主任を務めた。専門は日本仏教史学、真宗史学で、著書に『真宗史の研究』(1931)などがある。なお、文庫名の「楠丘」(なんきゅう)は日下無倫の雅号である。 目録として『楠丘文庫目録:大谷大学図書館蔵』(1997)が刊行されている。
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