ドイツの病理学者フーゴ・リッベルト(1855–1920)の旧蔵書で、病理学を中心とした医学の古典的著作・文献900点(洋書)からなる。 リッベルトはボン大学で学び、1878年博士学位を、1880年教授資格を取得した。1892年チューリヒ大学の病理学教授に就任し、老衰死、腫瘍、再生などを研究した。また、腎臓の生理と病理の研究でも業績をあげた。1900年マールブルク大学、1903年ゲッティンゲン大学に移ったのち、1906年ボン大学に戻り、同大学で15年間教壇に立った。彼の弟子に、結核の研究で知られる血液学者オットー・ネーゲリー(1871–1938)がいる。 本文庫の目録として『Ribberts Bibliothek』(稿本)がある。
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