台湾総督府図書室で所蔵されていた法律関係の洋書3,054冊からなる。イギリス、ドイツ、フランスをはじめとしたヨーロッパ各国の民法や国際法などの文献が収集されている。 日清戦争(1894–1895)後の下関条約により台湾を領有した日本は、その統治機関として1895年台北に台湾総督府を設置した。当時の台湾総督府の民政長官、後藤新平(ごとう しんぺい、1857–1929)が台湾の法律調査の参考とするため、京都帝国大学の教授に依頼して資料を収集。1945年の敗戦により台湾総督府は解体され、その蔵書が東京大学法学部の所蔵となった。
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