旧東ドイツのロストック大学で収集されていた16~18世紀の法学学位論文のコレクションである。約12,500冊からなり、20~30冊ごとに統一的に製本されている。内容は、法学の全分野(市民法、裁判手続法、公法、封建法、刑法、カノン法・プロテスタント教会法、刑事法、国際法、国際私法、自然法)をはじめ、大学教育関係、政治史、社会史など広範囲にわたる。当時のプロテスタント諸国を網羅し、代表的学者の業績が多数収録されている。大学別には、イエナ大学、ライプツィヒ大学、ハレ大学などの論文が上位を占めている。 目録として『Katalog juristischer Dissertationen, Disputationen, Programme und anderer Hochschulschriften im Zeitraum von 1600 bis 1800 aus den Beständen der Universität Rostock』(1989)が刊行されている。