太平洋戦争終結前の旧外地関係資料6,581点(和書)からなる。南満州鉄道株式会社(通称:満鉄)・満州国政府・台湾総督府・朝鮮総督府発刊による図書・年報・雑誌・パンフレット、樺太庁・南洋庁・中支建設資料整備委員会・旧外地商工会議所等諸機関が刊行した資料、満蒙問題を主軸とするパンフレット、国内で発行された旧外地問題に触れた小冊子等が収蔵されている。社団法人東洋協会(のち拓殖大学の設立母体となる)の旧蔵資料、満鉄の初代総裁を務めた拓殖大学第3代学長の後藤新平(ごとう しんぺい、1857–1929)の旧蔵書、朝鮮総督府政務総監を務めた東洋協会会長の水野錬太郎(みずの れんたろう、1868–1949)の旧蔵書から構成される。 目録として『旧外地関係資料目録』(第1集・第2集・追録版、1984–1999)が刊行されている。アジア経済研究所の『旧植民地関係機関刊行物総合目録』(1973–1981)に拓殖大学図書館は収録されておらず、その意味でも上記目録は貴重な資料である。
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