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小城鍋島文庫(鍋島家)

 近世佐賀藩の支藩である小城(おぎ)藩の藩主鍋島(なべしま)家に代々伝えられた和漢書および文書・記録等約1,000点10,000冊、一紙文書約5,000点(一紙文書は整理中)からなる。歴代藩主によって収集された学問、文学、芸術に関する和漢書や藩政史料などの歴史資料が豊富に含まれている。元版『孟子通』、江戸時代の武士道論『葉隠』(はがくれ)、最後の朝鮮通信使について記された『津島日記』などが含まれる。
 佐賀藩初代藩主鍋島勝茂(なべしま かつしげ、1580–1657)の長男として生まれた元茂(もとしげ)は、生母の身分が低かったために本藩を継ぐことができず、祖父直茂(なおしげ、1538–1618)の隠居地小城地方を基礎に、父勝茂の分知を受け、1617年に初代小城藩主となった。2代直能(なおよし)の時代から7万石を領するようになり、江戸時代を通して、小城藩が佐賀藩三支藩(小城藩、蓮池藩、鹿島藩)の筆頭格として重要な役割を果たした。
 本文庫は鍋島直浩(なべしま なおひろ)より1960年と1963年に寄贈された。『小城鍋島文庫目録』(1962)と『小城鍋島文庫目録:続』(1964)を統合した目録が、1976年に『小城鍋島文庫目録』として刊行されている。また図書館ホームページの「佐賀大学電子図書館貴重書コレクション」にて文庫の紹介と一部画像が公開されている。

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事項:

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専門分野:

文学 歴史学

所蔵機関:

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