作家、文芸評論家、英文学者のラフカディオ・ハーン(日本名:小泉八雲 こいずみ やくも、1850–1904)の作品、伝記、研究書等210点からなる。 ハーンはギリシア生まれのイギリス人で、1890(明治23)年にハーパース社の通信員として来日するが、まもなく退社し、島根県立松江中学校の英語教師に赴任した。1890年の年末には小泉節子(本名:セツ、1864–1932)と結婚し、翌1891年から3年間、第五高等学校(熊本大学の前身)で英語とラテン語の教師を務めた。1894(明治27)年に『知られざる日本の面影』を出版。同年著作に専念するため英字新聞『神戸クロニカル』の論説記者として神戸に移り住んだ。1896年に日本国籍となり、小泉家を継いで小泉八雲と改名。その年から1903年まで東京帝国大学で英文学を講じ、1904年に早稲田大学講師に転じた。他の著書に『心』(1896)、『怪談』(1904)、『神国日本:解明への一試論』(1904)などがある。これらの著書を通じて日本を世界に紹介した。
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