日本法制史学者の小早川欣吾(こばやかわ きんご、1900–1944)旧蔵の和書2,455冊からなる。日本法制史関係の基礎的文献のほか、江戸時代の古文書や古記録、明治時代の文献が多く含まれる。 小早川欣吾は1929年に京都帝国大学法学部を卒業。大学院に進み、1934年同大学助教授に就任し、東洋法制史の講義を担当した。1944年人文科学研究所教授に昇進。近世民事訴訟制度や明治法制史など、当時はまだ開拓されていなかった分野の研究を精力的に行った。著書に『日本担保法史序説』(1933)、『明治法制史論』(1940)、『明治法制叢考』(1944–1945)、『近世民事訴訟制度の研究』(1957)などがある。 本文庫の目録として『小早川文庫目録』(1978)が刊行されている。
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