近畿地方 |
京都大学経済学部図書室
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ビュッヒャー文庫(カール・ビュッヒャー)
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ドイツの経済学者カール・ビュッヒャー(1847–1930)の旧蔵書約11,500冊(洋書)が収蔵されている。三菱合資会社社長の岩崎小弥太(いわさき こやた、1879–1945)が購入し、1924年に京都大学に寄贈した。内容は経済学、社会学、新聞学等広範囲にわたる。 ビュッヒャーは新(後期)ドイツ歴史学派に属し、経済発展段階説として、「鎖的家内経済」→「都市経済」→「国民経済」の3段階を提唱したことで知られる。ボン大学とゲッティンゲン大学で歴史学と言語学を学び、ギムナジウム教師、『フランクフルター・ツァイトゥング』記者を経て、1881年ミュンヘン大学で経済学と統計学の大学教授の資格を取得。ドイツ、スイスの諸大学で教授を歴任し、1892年ライプツィヒ大学教授に就任した。ライプツィヒ大学では新聞学研究所を創設し、退官後も同研究所で新聞学の研究に専念した。著書に『国民経済の成立』(1893)、『労働とリズム』(1896)などがある。 本文庫の目録として『Katalog der Karl Bücher Bibliothek in der Wirtschaftswissenschaftlichen Fakultät der Universität Kyoto』(1970)が刊行されている。
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<http://www.kulib.kyoto-u.ac.jp/guide/jpn/collection.html>
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事項:
ドイツの経済学;
ビュッヒャー、カール;
小川郷太郎;
岩崎小弥太;
歴史学派;
経済学、ドイツの
高山洋吉
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| 専門分野:
新聞学
経済学
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所蔵機関:
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京都大学経済学部図書室
〒606-8501 京都府京都市左京区吉田本町 Tel.: 075-753-3412 Fax: 075-753-3414 http://www.econ.kyoto-u.ac.jp/~library/
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