歴史学者の内田銀蔵(うちだ ぎんぞう、1872–1919)旧蔵の日本史関係の和書3,612冊、和雑誌38冊からなる。 内田銀蔵は福田徳三(ふくだ とくぞう1874–1930)と共に、日本の経済史学の創始者といわれている。内田は東京専門学校(現・早稲田大学)で学んだのち、帝国大学文科大学(現・東京大学文学部)国史学科に進み、1896年に卒業。1899年同大学講師となり、経済史を担当した。1903年から3年間ヨーロッパに留学し、主にドイツ歴史学派の学風を学んだ。1906年京都帝国大学の文科大学創設に伴い教授に就任し、史学科の開設に尽力した。著書に『日本近世史』(1903)、『経済史総論』(1912)、『近世の日本』(1919)などがある。
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