近畿地方 |
関西大学図書館
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室原文庫(室原知幸)
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住民運動家の室原知幸(むろはら ともゆき、1899–1970)の旧蔵書で、松原・下筌(しもうけ)ダム建設反対運動に関する資料約5,000点が収蔵されている。 室原知幸は早稲田大学政治学科を卒業後、熊本県阿蘇郡小国町(おぐにまち)で家業の山林業を継ぎ、小国町の町議会議員や公安委員長を務めた。1957年に建設省が筑後川治水対策の一環として下筌ダムと松原ダムの建設計画を決定すると、湖底に沈むことになる地元民はダム建設に反対し、室原はダム建設反対闘争の中心的指導者となった。彼は「蜂の巣城」と呼ばれる砦を下筌ダム建設予定地に築き、行政代執行により城が取り壊されると第二、第三の蜂の巣城を築いて抵抗を続けた。この間、室原は13年間に約80件の訴訟を起こし、法廷において理論闘争を繰り広げた。 本文庫は、法律、政治、経済、自然科学、工学など松原・下筌ダム建設全般に関わる資料から構成されており、当該ダムに関する膨大な訴訟記録の全てが含まれる。社会運動、市民運動に関する貴重な資料である。
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<http://www.kansai-u.ac.jp/Library/annai/collection/collection_top.htm>
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事項:
下筌ダム、熊本県;
住民運動;
室原知幸;
小国町、阿蘇郡、熊本県;
政治運動;
松原ダム、大分県;
治水;
熊本県阿蘇郡小国町;
環境保護;
社会運動;
筑後川;
自然保護
蜂の巣城紛争
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| 専門分野:
政治学
法律学
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所蔵機関:
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関西大学図書館
〒564-8680 大阪府吹田市山手町3-3-35 Tel.: 06-6368-0266 http://www.kansai-u.ac.jp/Library/
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