ダンテ研究家の中山昌樹(なかやま まさき、1886–1944)旧蔵の和書197冊、洋書約2,000冊が収蔵されている。ダンテ・アリギエーリ(1265–1321)に関する第二次世界大戦前の標準的な文献が収集されている。また、ジャン・カルヴァン(1509–1564)、アウグスチヌス(354–430)の研究文献、ギリシア古典、スピノザ(1632–1677)やジョン・ヘンリー・ニューマン(1801–1890)の全集などが含まれる。 中山昌樹は1910(明治43)年明治学院神学部を卒業し、1919(大正8)年明治学院教会牧師となった。1922年同学院高等学部英文学科教授に就任し、のち高等学部長を務めた。著書に『文芸復興の三大芸術家』(1915)、翻訳にダンテの『神曲』、初の邦語全訳であるカルヴァンの『基督教綱要』などがある。
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