関東地方  |  東京大学史料編纂所図書室

益田家文書

 石見国(現・島根県西部)の豪族益田家に伝来した中世から近代までの史料約7,600点が収蔵されている。
 益田家は平安時代後期に石見国司として赴任した藤原国兼(ふじわらの くにかね、生没年不明)を祖とし、曽孫の兼高(かねたか)の代より益田(現・島根県益田市)に本拠を移して益田氏を称したと伝えられる。8代兼見(かねみ)のときから大内氏に従い、大内氏滅亡後は毛利氏に仕えた。関ヶ原の戦い(1600)で毛利氏が周防(現・山口県東部)と長門(現・山口県西部)の2国に減封されると、益田氏は長門国須佐(すさ)(現・山口県阿武郡)に移住して6,200余石(のち1万1,000石)を領有し、長州藩(萩藩)の永代家老を務めた。明治維新後、1900(明治33)年に男爵となった。
 益田家に伝来した史料は総数1万点を超えるが、そのうち過半が東京大学史料編纂所に所蔵され、残りは益田家に所蔵されている。1977~1978年度に山口県教育委員会がその全体の調査を行い、『益田家歴史資料目録』(1979)を刊行した。史料編纂所に所蔵されている史料のうち、江戸時代の重要文書は史料編纂所編『大日本古文書』シリーズ「家わけ第22」の『益田家文書』(2000–)として編纂・刊行中である。

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専門分野:

歴史学

所蔵機関:

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